NVivoとEndNoteを使った文献レビューの最適化


EndNoteとNVivoの連携機能をご存知ですか?
EndNoteにある文献情報を、NVivoで使えば、手間のかかる文献レビューを効率的に進められます。

研究を始める際、文献レビューなどの先行研究調査にお時間がかかっていませんか?EndNoteに集めた論文情報をNVivoにエクスポートすれば、各論文がどういったことを論じているか俯瞰できる要約を、簡単に作成できます。こちらではNVivoとEndNoteを使った論文のまとめ方をご紹介します。



1. EndNoteにあるデータをエクスポートする

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■EndNoteにあるデータをエクスポートする


EndNoteで管理している論文フルテキストPDF等をNVivoに取り込むには、EndNoteライブラリを起動し、[File]→[Export]をクリックします。

出力したファイルを保存する画面が出てくるので、任意の保存場所をえらびます。[ファイル名]を付け、[ファイルの種類]は[XML(*.xml)]を選択します。[Export Selected Style]にチェックを入れると選択済みのレコードのみを、チェックがない場合はすべてのレコードを出力します。設定が完了したら[保存]をクリックすると指定の場所にXMLファイルが作成されます。

2. NVivoにEndNoteのデータをインポートする

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■NVivoにEndNoteのデータをインポートする


NVivoでデータを取り込みます。NVivoを起動し、[データ]リボン*の[その他のソースから]をクリックし[EndNoteから]をクリックします。1.で出力したEndNoteのXMLファイルを選択し、[開く]をクリックします。

取り込んだデータをNVivoでどのように扱うか詳細に設定する画面が開きます。特に変更の必要がなければそのままでも問題ありません。準備ができたら[インポート]をクリックします。


*リボン…画面上部に表示されている、各種コマンドがひとまとめになっている見出しタブのことです。

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■NVivoに取り込んだEndNoteデータの確認


NVivoに取り込んだデータを確認します。EndNoteでPDFが貼付されていたものは[内部ソース]にPDFが取り込まれ、添付されていなかったものは文献情報の一部が[外部ソース]に取り込まれます。

各ソースには補足説明など入力できる[メモ]が付与されます。任意のソースを選択し、[分析]リボンの[リンクされたメモを開く]をクリックすると、EndNoteに登録されていた[Abstracts]、[Keywords]、[Notes]の内容を閲覧することができます。メモに記載されている内容ももちろんコーディング等行うことができます。

3. 自動コーディングで論文の主要なテーマを拾い上げる

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■テーマを特定したい論文PDFを選ぶ


NVivo 11 Plusの自動コーディングという機能を使って、論文の要旨を拾い上げる作業をします。(Plus以外を使用している場合は、PDFに対して手動でコーディング*を行います。)

[分析]リボンの[自動コード]をクリックします。[自動コーディングウィザード]という画面が出てくるので、[テーマを特定]をチェックして[次へ]をクリックしてください。


*コーディング…特定のテーマなどに沿ってカテゴリ分けすること。

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■自動コーディングのテーマの確認とコーディング範囲の選択


[特定されたテーマ]が表示されたら、不要なもののチェックを外し、[次へ]をクリックします。次に、[文をコーディングします]または[段落をコーディングします]かを選択し、[次へ]をクリックします。最後にコーディング結果を入れるノード(フォルダのようなもの)に名前を付けて、[終了]をクリックします。

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■自動コーディング結果の確認


各論文PDFと特定されたテーマごとに、どの程度コーディングが行われたかを示すクロス集計表が結果として表示されます。どの論文でどういったテーマにどのくらい触れられているかなどの傾向をつかめます。数字をクリックすると、文献のどの部分をコーディングしたかを確認できます。

4. 特定したテーマを元に要約を作成する

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■要約を作成するフレームワーク行列の準備


要約を作成するにはフレームワーク行列を使います。フレームワーク行列を使うためにはケースと呼ばれる分析単位(人、場所、組織、論文タイトル等)の作成が必要です。

ケースを作成するには、[内部ソース]から、要約を作成したい論文を選択し、[作成]リボンの[ケースとして作成]をクリックします。[場所を選択]の画面が表示されたら、そのまま[OK]をクリックします。

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■フレームワーク行列を作成する


[作成]リボンの[フレームワーク行列]をクリックします。[新規フレームワーク行列]の画面が出てきますので、フレームワーク行列の名前を付けて、[OK]をクリックします。

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■フレームワーク行列の行を論文タイトルに、列をテーマに設定する


[行]タブの[選択]をクリックし、[ケース]にチェックします。チェックを入れたら、右側の論文タイトルにもチェックが入っている事確認し、[OK]をクリックし、再度[OK]をクリックします。

次に[列]の[選択]タブをクリックします。[ノード]の中の先程自動コーディングで作成したノード名(画面例:Palliative Care Literature Review〜)にチェックを入れます。右側のウインドウに現れるテーマで不要なものがあればチェックを外します。[OK]をクリックし、再度[OK]をクリックします。

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■表にコーディングされた文章を入れて、要約を作成する


フレームワーク行列が終わると、空欄のエクセル状の表が現れます。1行ごとに論文、1列ごとに取り上げられているテーマのフィールドが割り当てられています。空欄(ア)をクリックすると、テーマに関連した箇所(コーディングされた個所)を右側のウインドウ(ア´)で確認できます。

このままでは、読み取りづらいので、空欄にテーマにふれている箇所を入れます。[分析]リボンの[自動サマリ作成]をクリックすると、表の空欄にテーマに関連した文章が各項目に入ります。

5. 論文の要約が完成

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自動サマリ作成が終わると、各論文で、特定のテーマで何が論じられているが掴めるクロス集計表が作成されます。このような形で素早く論文ごとにテーマや要旨を確認できるのが、EndNoteとNVivoの連携の魅力です。

今回はNVivo Plusのみに搭載されている自動コーディング機能を使いましたが、論文をNVivoで読み進めながら、マーカーを引く感覚でコーディングを行えば、可能ですし、より正確な要約を作成できます。


補足. 要約をExcelファイルにする(フレームワーク行列をExcelで扱いたい場合)

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■NVivo上で作成した要約を、そのままExcelにする


NVivoで作成した要約をExcelにエクスポートすることができます。[ソース]の[フレームワーク行列]のExcelにしたいフレームワーク行列上で、右クリックをします。[エクスポート]の[フレームワーク行列をエクスポート]を選べば、Excelとしてエクスポートできます。





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