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こんな間違いしていませんか? Vol.5 『英文校正会社が教える 英語論文のミス100』 内容紹介



エディテージ(editage)執筆のべストセラー
『英文校正会社が教える 英語論文のミス100』の内容を公開中!


論文執筆中、論文の執筆前・後の各段階で犯しがちなミスを、学術英文校正の経験に基づき、ケーススタディを交えて紹介。論文をアクセプトさせるための助けとなる内容の一部を、ユサコオンライショップで特別公開。

   


   





Chapter2 論文執筆中のミス 1.英語と専門表現のミス
【ミス40:派生語の意味を誤解している】より抜粋

校正者の知恵!
- 派生元と意味が大きく異なる派生語には要注意


 名詞beauty(美しさ)の派生語beautifulは「美しい」という意味で、動詞imagine(想像する)の派生語imaginationは「想像」という意味です。どちらも派生語は派生元の単語と関連する意味を持っています。
 しかし、なかには派生元と大きく異なる意味を持つ単語もあり、注意が必要です。

【誤】
- The subject's response time had apparently(apparentlyは「明らかに」という意味ではない)increased.

【正】
- The subject's response time had visibly increased.
(被験者の反応時間は明らかに増えていた。)

コメント:形容詞apparentは、「明らかな、はっきりと目に見える」という意味ですが、副詞apparentlyは、「確実ではないが〜のようだ」(=seemingly)、または「聞いた[読んだ]情報によると」という意味です。

【例】
- She was apparently not in the room when the quarrel broke out.
(口論がはじまったとき、彼女は部屋にいなかったようだ。)。

 よって、上の誤文例では、被験者の反応時間が増えたかどうかは定かでなく、この情報は検証されていないことが暗に示されています。



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