こんな間違いしていませんか? Vol.2 『英文校正会社が教える 英語論文のミス 分野別強化編』 内容紹介




ベストセラーの前作『英語論文のミス100』より、専門性を高めた第2弾がリリース!
『英文校正会社が教える 英語論文のミス 分野別強化編』の内容を公開中!



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Chapter 3 物理学・化学・工学分野のミス 2.専門用語のミス


【ミス27:つづりや意味などが類似した用語を混同して使う】より抜粋

校正者のアドバイス
- まぎらわしい用語をチェックし、執筆時にとくに注意すべし


英語を母語としない著者は、つづりや意味が似た単語を間違えがちです。よくあるミスをいくつか紹介しましょう。


●brphosphorusとphosphorous

phosphorus(リン)は元素そのものを意味しますが、oが1つ加わった形容詞のphosphorousは、「リンの」という意味です。
また、酸について言う場合に、接尾辞-ousがつく酸は、接尾辞-icがつく酸よりも化合物のイオンの酸化状態が低いことを意味します(phosphorous acidが「亜リン酸」、phosphoric acidが「リン酸」です)。


phosphorousと同様に-ousのつく元素の形容詞として、cuprous(銅の、第1銅の)、sulfurous(硫黄の)、nitrous(窒素の)などがありますが、これらが名詞と混同されることはほとんどありません(それぞれ名詞はcopper、sulfur、nitrogen)。phosphorousとphosphorusはつづりがほとんど同じであるため、ミスにつながりやすいのです。ワープロソフトのスペルチェック機能でこのミスを発見することはできないので、注意が必要です。


【誤】

- In this study, we studied the effects of three phosphorous-based fertilizers.
[phosphorousは「リンの」という意味の形容詞]


【正】

-In this study, we studied the effects of three phosphorus-based fertilizers.
(この研究では、3種類のリン系肥料の効果を調べた。)


コメント:この例ではthreeの後に名詞のリンがくるべきなので、phosphorousを使うのは誤りです。



●fastとhigh、slowとlow

fastやslowは過程や反応について説明するために用い、割合や時間などの測定可能なパラメータと一緒には使いません。
たとえば、速さについて言及する場合は、highまたはlowを使うのが適切です。


速さ(割合)そのものは速くなり得ないので、fast-speed trainではなく、highspeed train(高速の列車)という表現が正しいと覚えておけばわかりやすいでしょう。fast train(速い列車)という表現は可能です。


【誤】

- Loop testing at a temperature of 450°C indicated that the fluid isomerized and degraded at a slow rate.
[割合についてslow は使えない]


【正】

-Loop testing at a temperature of 450°C indicated that the fluid isomerized and degraded at a low rate.
(450°Cでのループ試験では、その液体の異性化率と分解率は低かった。)





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